最近SNSやメディアなどで話題になっているCBD。得られる効果の高さや誰でも簡単に摂取できることから世界中で注目を集めています。
そんな中でも、「美味しい」「気軽」「安い」の三拍子そろったCBDチョコレートは、若い世代の間で大人気です。
Instagramなどで芸能人がCBDチョコレートを食べているのを見ると、
「CBDチョコって何?食べても捕まらないの?」
「普通のチョコレートと何が違うの?
など様々な疑問が出てくるでしょう。
そこで今回は、CBDチョコレートとは一体何なのか、食べて得られる効果や日本での違法性、他のCBD製品の違いなどについて詳しく解説していきます。
この記事を簡単にまとめると
- CBDチョコレートはチョコにCBDを配合した食品
- CBDとカカオの相性は最高!理想の組み合わせ
- 美味しくて安いけど、低濃度で吸収されにくい
CBDチョコレートとは?
CBDチョコレートとは、チョコレートにCBDを配合したCBDエディブルと呼ばれる製品の一種です。
数多くの種類があるCBD製品の中でも、どんな人でもCBDを気軽に始められるように食料品にCBDを配合したCBDエディブルには、グミやガム、キャンディー、プロテインバーなど様々な製品があります。
その中でも特に人気なのがCBDチョコレートで、2018年にあるアメリカの企業が100食限定で販売したところ、即座に完売。
再販を望む声が多く、最近ではハワイやグアムなどのリゾート地のお土産売り場にも置かれるくらい大人気になりました。
若い世代だけでなく、幅広い年齢層や男女問わず人気を集めているCBDチョコレートですが、そもそも普通のチョコレートではなく、わざわざCBD入りのチョコレートを食べることにはなんのメリットや効果があるのでしょう?
まずは、CBD自体について軽く解説します。
そもそもCBDとは
CBDチョコレートの人気の秘訣であるCBD。大麻やマリファナの主原料である「麻」から抽出された成分であることから、なんとなく「危険」「薬物「違法」などのネガティブなイメージを持たれてしまいがちです。
本当は非常に安全かつ合法な成分であり、心身に医療面や美容面から様々な効果をもたらしてくれる優れた成分です。
ここでは、そんなCBDの概要・効果・副作用について軽く解説します。
CBD概要
CBDとはカンナビジオールの略称であり、麻から抽出される合法な成分「カンナビノイド」の1種です。
CBDには筋肉の緊張をほぐしてリラックスさせる効果や睡眠の質の改善などの様々な良い効果がありますが、麻からできた成分だからといってマリファナのように「ハイ」になることはありません。
マリファナを使用してハイになるのは麻から抽出されたTHCとい成分の精神活性作用というものが影響しており、このTHCは心身へのダメージや依存性・中毒性が非常に強く、大変危険な成分であるため、日本国内では違法とされています。
CBDに興味を持ち始めた方の中には、CBDとTHCを混同して覚えてしまっている方もいらっしゃいますので注意してください。
CBDだと思ってTHC入りの製品を使ってしまうと、本人に自覚がなくても警察に逮捕されるケースもあります。
CBDは安全で合法、THCは危険で違法としっかりと分けて覚えるようにしましょう。
CBDの主な作用
CBDの作用には、リラックス効果やストレス緩和作用、睡眠の質を向上させて不眠症を改善する効果など医療的に良い効果がたくさんあります。
他には
- 不安軽減
- 不眠症改善
- 依存性緩和
- 痛み緩和
などがあり、2008年の研究ではCBDが癌などの疾患改善の効果も期待できることが認められました。
また、CBDを摂取することで、喫煙量を40%以上減らしたり、ニキビなどの肌トラブルを改善・予防したりとCBDには健康面でも美容面でも様々な良い効果が期待されています。
CBDの危険性と副作用
身体や精神を安定させて、私たちの生活をより良い方に導いてくれるCBDですが、人によっては下痢や強い眠気、食欲の変化などの副作用が出る場合もあります。
しかし、CBDの副作用はどれも一般的な市販薬(頭痛薬など)と比べても非常に軽度であるため、身体への悪影響はほとんど報告されていません。
CBDには致死量というものが存在せず、どれだけ摂取しても死ぬことはありません。
また、1500ml(CBDグミにして約300粒)という現実ではありえない量のCBDを摂取しても体への影響はなかったと実験で明らかにされているため、CBDによる健康的な不安を感じる必要はありません。
とはいえ、もしCBDチョコレートを食べていてこのような症状が現れた場合には、CBDの摂取量や頻度を減らすなどの工夫をしましょう。
CBD×チョコレートは理想の組み合わせ
CBDチョコレートが数多くのCBD製品の中でも特に人気を集めている理由の一つとして、CBDとチョコレートの抜群な相性が挙げられます。
チョコレートの原料である「カカオ」には他の食材に比べて圧倒的に多くのポリフェノール
が含まれています。
CBDの効果とポリフェノールの効果を簡単にまとめると
(表)
となり、このポリフェノールの効果とCBDの効果は非常に相性がよく、相互作用によってお互いの限界を超えた効果を引き出してくれ、リラックスやストレス緩和など、CBDの効果を最大限に感じることができるでしょう。
また、CBDは香料やフレーバーなどを一緒に配合しないと、麻特有の苦みや草っぽさを感じることがあるのですが、CBDチョコレートならチョコレートの強い風味や甘さが打ち消してくれるので美味しく食べることができます。
このような意味でも、CBD×チョコレートはまさに理想の組み合わせであると言えるでしょう。
CBDチョコレートのメリット
CBDチョコレートを他のCBD製品と比べるとどのようなメリットがあるのでしょうか?
ここでは、代表的なCBD製品である、CBDオイル、リキッド、ワックスと比較して見ていきましょう。
美味しい
まず何といってもCBDチョコレートは圧倒的に美味しいです。
CBDオイルやリキッドの中には、一緒に配合されている香料によって様々なフレーバーを楽しめる製品もあります。
しかし、CBDチョコレートはそれらの製品と比べても群を抜いて美味しいです。
チョコレートなんだから当然と言えば当然なのですが、「美味しさ」はCBDを楽しみたい方には嬉しいポイントとなるでしょう。
気軽にCBDを摂取できる
CBDリキッドやワックスは専用の電子タバコやベープなどで蒸気を吸わないと摂取できないし、舌の裏に直接垂らすCBDオイルに抵抗を感じる方も意外と多くみられます。
その点、CBDチョコレートは食べるだけ。
おやつ感覚で美味しく食べて気軽にCBDを摂取できるCBDチョコレートは、他のCBD製品と比べても誰でも簡単にCBDを楽しめる魅了的な製品であると言えるでしょう。
外出先で周りの目を気にせず食べられるのも嬉しいポイントですね。
比較的安価
CBDチョコレートは他のCBD製品と比べて比較的に安価である印象を受けます。
CBD製品の平均的な価格を表にしてみると、
CBDの濃度や含有量によって差はありますが、一般的には上記の表のようになり、CBDチョコレートが他の製品と比べて安いことがお分かりいただけると思います。
(表2)
「CBDに興味があるけれどけど、何から始めればいいか分からない!」
こう思われている方は、いきなり高価格なCBD製品を購入する前に、安価で始めやすいCBDチョコレートを試してみるといいでしょう。
CBDチョコレートのデメリット
CBDチョコレートにはメリットもありますが、他製品と比べるとデメリットももちろんあります。
CBDチョコレートには一体どのようなデメリットがあるのでしょうか?
先ほど比較したCBDオイル、リキッド、ワックスと共に見ていきましょう。
CBD濃度が低い
CBDチョコレートの多くはCBD濃度が低い製品が多い傾向があります。
CBD濃度とは、その製品全体に含まれているCBD濃度のことで、100mlの製品にCBDが5ml入っている場合、CBD濃度は5%になります。
お酒で言うところのアルコール度数をイメージしてもらえれば分かりやすく、アルコール度数5%のビールより、40%のテキーラの方が酔いが回るのが早いように、CBDも濃度が高ければ高いほど効率的にCBDを摂取できます。
しかし、CBDチョコレートは食べやすさや味にこだわった製品であるため。他のCBD製品と比べて低濃度のものが多いです。
CBDを効率的にキメたい人はデメリットに感じるでしょう。
CBDの含有量が少ない
CBD含有量とは、その製品全体に含まれているCBDの絶対値のことです。
CBD製品全体の量が変わっても含有量の値は変化しません。
CBD濃度はCBDを効率的に摂取することに重要な指標ですが、CBDの効果を強く感じるためには、CBD含有量が大切になってきます。
CBDはどれだけ摂取したかで、効果の感じ方は大きく変わってくるため、CBD含有量の低いCBDチョコレートで感じられるCBDの効果には限界があります。
CBDを気軽に楽しみたい方にはCBDチョコレートが向いていますが、CBDの効果を重要視される方は、CBDリキッドやワックスなどのCBD濃度・副作用ともに高い製品がオススメです。
CBDが吸収されにくい
CBDチョコレートは、煙によって肺や毛細血管からCBDを吸収する「蒸気摂取」の使用方法をとるCBDリキッドやワックスに比べて、CBDが吸収されにくい傾向にあります。
理由は、チョコレートを直接食べてCBDを摂取するため、消化器官や肝臓などでCBDの成分の一部が代謝されてしまうからです。
とはいえ、代謝されるCBD成分は微々たるものなのでそこまで心配する必要はありませんが、やはり、肺や毛細血管からダイレクトにCBDを吸収し、血流に乗って素早く全身にCBDを届けられるリキッドやワックスタイプのCBD製品には劣ってしまうでしょう。
CBDチョコレートを食べる際の注意点
CBDチョコレートには様々な良い効果があり、他のCBD製品と比べても気軽に食べやすい素晴らしい製品です。
しかし、そんなCBDチョコレートでも食べ方や食べる量によっては、思わぬ副作用などが起きてしまうかもしれません。
ここでは、そんな危険性を防ぐために、CBDチョコレートを食べる際の注意点を解説します。
食べた直後は運転しない
CBDチョコレートを食べた直後に車を運転することはできるだけ避けるようにしてください。
運転中、疲れてくるとリフレッシュするためにチョコレートなどの甘いものを口にしたくなることも多いと思います。
しかし、CBDにはリラックス効果や睡眠導入作用がります。
平常時なら心身を楽にして落ち着かせてくれる嬉しい効果ですが、同時に危機管理能力や注意力の低下も起こり得ます。
人によって効果の受け方は様々なので、一概には言えませんが、日頃からCBDを摂取すると強い眠気を感じる方などは特に注意してください。
事故の原因となりますので、安全のためにもCBDチョコレートを食べたら自動車の運転は控えるようにしましょう。
お酒や薬などとの併用は避ける
CBDは過剰に摂取しすぎると、肝機能に影響を及ぼす危険性があると、マウスの実験によって明らかにされています。
とはいえ、この実験では私たちが摂取し得るであろうCBDの数百倍の量をマウスに投与しているため、普通にCBD製品を楽しむ分には何も問題はないので安心してください。
しかし、CBDを降圧剤など肝臓に作用する薬や、グレープフルーツなどの肝機能を阻害する食品と併用して摂取してしまうと、それらの作用が相まって思わぬ悪影響を及ぼす危険性があります。
肝機能への作用という観点から、肝臓に負担をかけるアルコールとの併用いも注意が必要です。
CBDの効果をより強く感じて、リラックスするために、CBDチョコレートとお酒を同時に楽しみたくなる気持ちは分かりますが、身体へ悪影響を及ぼす危険性を考慮すると、やはりアルコールとCBDチョコレートの併用は控えておきましょう。
食べ過ぎに注意
CBDチョコレートは味も香りも良く、本当に美味しく食べながらCBDを摂取できます。
しかし、CBDチョコレートの食べ過ぎには要注意です。
CBDチョコレートは食べてから効果が出るまでには30分~1時間程度のタイムラグがあります。
効果が感じられないからと、バクバク食べていると知らない間にCBDを過剰摂取している可能性もあるので注意しましょう。
CBDには致死量がない為、いくら食べても命の危機に陥ることはありませんが、下痢や眠気、食欲の乱れなどの副作用が出ることもあります。
非常に軽度な症状ですので特に不安に思う必要はありませんが、身体の為にも食べ過ぎには十分注意して、適切な量のCBDを楽しむようにしましょう。
高品質なCBDチョコレートの4つ見分け方
リラックス効果やストレス緩和、ニキビなどの肌トラブル改善など様々な良い効果を持つCBD製品の中でも、美味しくて食べやすく、誰でも気軽にCBDを摂取できることから人気を集めているCBDチョコレート。
そんなイイこと尽くしのCBDチョコレートですが、中には違法成分やカビ、アレルギー物質が入っていたり、逆にCBD含有量を偽っていたりと粗悪なCBDチョコレートも存在します。
そのような粗悪品を選ばない為にも、ここでは高品質なCBDチョコレートを見分けるポイントを4つ解説しますので参考にしてみてください。
味やフレーバーが数種類ある
高品質なCBDチョコレートを取り扱っているメーカーや販売会社には、そのCBDチョコレート以外にも、フレーバーや香りなどを変えた様々な種類のCBDチョコレートを同時に扱っていることが多いです。
基本的に、違法成分の管理や衛生管理が徹底されている企業のCBDチョコレートは安全であるため、特別注意する必要はありません。
しかし、より高品質なCBDチョコレートを求めるなら、オイルやリキッドのついでにチョコレートも作っているところより、CBDチョコレートを専門的に扱っている販売会社から選んだ方が良いでしょう。
当然ながら、CBDチョコレートを専門的に扱っている会社には様々な種類のフレーバーを持つCBDチョコレートを置いているため、高品質なCBDチョコレートを扱っている企業だと判断するポイントの一つとして挙げられます。
「THCフリー」の表記がある
THCフリー表記とは、対象のCBD製品の中にマリファナの主成分であるTHCが全く含まれていないことを表す表記です。
THCは精神活性作用(ハイになる作用)や幻覚作用、酩酊作用があり、脳と精神に甚大なダメージを与えるとともに、強い依存性があるため、自分でコントロールできなくなる非常に危険な成分です。
THCは日本国内での使用が認められておらず、大麻取締法に違反しますので1mlでも含まれているCBDチョコレートは漏れなく持っているだけで警察に捕まってしまいます。
間違ってもTHC入りのCBDチョコレートを選んでしまわないように、気になっている製品にTHCフリーの表記があるか必ず確認しておきましょう。
国産のCBDチョコレート
海外のCBD販売会社は基本的に危険だと思ってください。
国内でCBDを販売するには、非常に厳しい検査をクリアする必要がある為、国内企業が取り扱っているCBDチョコレートはほとんどが安全で製品です。
しかし、海外メーカーのCBDチョコレートは正しい生産工程を踏んでいなかったり、製品テストなどをしていない可能性があります。
そのようなCBD製品はTHCなどの違法物質が混入している危険性がある他、CBDの純度が低かったり、製品に含まれる他の成分が心身に悪影響を及ぼす危険性もあります。
このようなCBDチョコレートは非常に危険であるため、信頼できる国内の販売会社から選ぶようにしましょう。
この際、第三者機関による品質証明が製品説明欄やパッケージに記載してあると、より安全なCBDチョコレートであると判断できます。
口コミ評価が高いCBDチョコレート
口コミ評価では、実際にそのCBDチョコレートを食べた人からの生の声を確認できます。美味しさや賞味期限、保存方法、CBDの効果などのCBDチョコレート自体の情報や、製品の不具合、配送時や注文してからのトラブルまで、良い声も悪い声もあるので相対的に判断できるでしょう。
粗悪なCBD製品を販売している悪徳メーカーなどが隠しておきたい副作用や危険性についても口コミ評価でならしっかりと確認できます。
中には自社の製品の評価を意図的に吊り上げるサクラコメントもあるので、100%口コミだけを基準に選ぶのは少し危険ですが、高品質なCBDチョコレートを見分ける判断材料としては十分参考にする価値はあるでしょう。
一番おすすめのCBDチョコレート
CBDチョコレート まとめ
今回はCBD製品の中でも、圧倒的な美味しさ、食べやすさから若い世代をはじめとした幅広い年齢層に人気があるCBDチョコレートについて解説しました。
この記事を読んで、CBDチョコレートの魅力や他CBD製品との違い、メリットやデメリットなどを分かっていただければ幸いです。
CBDチョコレートは、CBDに興味がって今から始めてみたい方には是非オススメしたいCBD製品です。
本記事で紹介した高品質なCBDチョコレートを見分ける4つのポイントを参考に、自分に合ったCBDチョコレートを選んでみてください。