CBDとTHCの違いとは?法規制や副作用の違いを徹底解説!

高い医療的効果が期待され、近年、世界的にSNSやメディアで爆発的な人気を集めているCBD。

そんなCBDに興味を持たれた方の中には、ネットなどで調べてCBDが違法ではなく安全な成分であることを知った方も多いでしょう。

多くのメディアやサイトには、CBDが違法でない理由として「THCが含まれていないから」と書かれていますが、

「なんでTHCが含まれていると違法なの?」
「CBDとTHCって何が違うの?」

両者には深い関係があるため、THCは違法な成分だから、CBDとTHCが違う成分だから、と言われてもよく分かりませんよね?

そこで今回は「THCとCBDの違い」に焦点を当てて、詳しく解説していきたいと思います。

この記事を簡単にまとめると

  • 日本ではCBDは合法、THCは違法
  • THCはハイになって中毒になる為危険
  • THC入りのCBD製品も漏れなく違法

CBDとTHCの違いとは?

CBD(カンナビジオール)とTHC(テトラヒドロカンナビノール)は体内のECS(エンドカンナビノイドシステム)と密接な関わり持っています。

ECSとは代謝や消化、睡眠等様々な機能を調節する役割を持っており、CBDとTHCはその機能に働きかけます。

しかしCBDとTHCではその働きかけ方が違うため、得られる効果も違います。

詳しい説明は後述しますが、ザックリと大きな違いを挙げるとTHCはハイになり、CBDはハイになりません。

またTHCにも医療的効果は認められていますが、その一方でハイになる精神活性化作用や強い依存性などを持っているため、日本では違法とされています。

それに対し、CBDは医療面や健康面で良い効果をもたらし、副作用は非常に軽度であるため、日本での使用が認められている完全に合法であり、国内外問わず注目を集めている人気急上昇中の成分です。

CBDとTHCの違いはこの他も多くありますが、それぞれの違いをしっかりと理解するために、まずはCBDとTHCについて詳しく掘り下げてみましょう。

そもそもCBDとは

CBD(カンナビジオール)とは大麻に含まれる成分カンナビノイドの1種で、大麻に関する日本の法律である「大麻取締法」上、違法だとされていない成熟した麻の「種」や「茎」から抽出されたものです。

CBDは筋肉の緊張を解くリラックス効果や睡眠の質の向上等多くの効果があるため、日頃溜め込んでしまいがちなストレスの解消にも役に立つでしょう。

またCBDには抗炎症作用や抗不安作用などの効果もあるため、高い医療的効果も期待されています。

もちろん多くの効果を持つCBDにも副作用はあります。

CBDを過剰に摂取すると体質によっては「下痢」や「強い眠気」「食欲の乱れ」などの症状が出る場合がありますが、薬局で売られている一般的な医薬品よりも軽度であるため特別に警戒する必要はありません。

副作用が出た時は、使用頻度や使用量を減らすなどの工夫をすることで、ほとんど解決できるでしょう。

THCとは

THC(テトラヒドロカンナビノール)も麻に含まれるカンビナノイドの1種で麻の「葉」や「花」、「根」から抽出される成分です。

大麻取締法では麻の葉や花、根から抽出された成分は違法であるとされているため、THCは完全に違法成分であり、所持しているだけでも警察に捕まってしまいます。

また、THCはマリファナなどの違法ドラッグと聞いてイメージするような「ハイ」になる精神活性化作用や、お酒を飲んで酔ったような状態になる「酩酊作用」、その他にも「幻覚作用」や強い依存性も持っており、脳や精神に悪影響を与えるため大変危険な成分です。

しかしTHCにも食欲増進や嘔吐抑制効果などの医療的効果が多く見られ、海外では薬として使われることがあります。

またCBDとTHCは両方とも麻から抽出される成分であるため、同時に摂取することによりお互いの効果を高める働きがあるのも事実です。

このようにTHCは悪い成分であると一様に断じることはできませんが、日本では医療用大麻を含む、全てのTHC成分が法律において禁止されているため、使用や所持をしてはいけません。

購入したCBD製品にTHCが少しでも含まれていれば、逮捕されてしまうのでCBD製品を購入する際には注意してください。

CBDとTHCの3つの違い

CBDとTHCそれぞれについて解説をしてきました。バラバラに見るとわかりにくいところもあったかもしれません。

ここからはCBDとTHCの違いについて

「身体への影響」「日本における法規制の違い」「得られる医療的効果の違い」

この3つの項目でCBDとTHCを比較しながらそれぞれの違いを見ていきましょう。

身体への影響の違い

CBDは副作用として与える身体への影響は非常に軽度なものが多く、

  • 食欲減退
  • 強い眠気
  • イライラ
  • 下痢

等の症状が見られます。

しかしCBDの場合、副作用といっても気にしすぎる必要はありません。

CBDの副作用には個人差があるものの一般的な市販薬よりも軽度なものが多く、仮に症状が出たとしても使用頻度を少なくしたり使用量を減らしたり等の工夫によって解決することがほとんどだからです。

またある研究では、普通であれば絶対に摂取しない量である、1500mg(グミならおよそ300粒分)のCBDを摂取しても身体に全く悪影響がなかったことが報告されています。

CBDには致死量も存在しない為、どれだけ摂取しても命に関わるような悪影響を及ぼすこともありません。

このように安全性の高いCBDですが、一方でTHCは身体に甚大なダメージを与えます。

主なTHCの副作用は、

  • 心臓への害
  • 脳や神経への害
  • 依存症や禁断症状の発症

などの症状が挙げられます。

THCを使用することにより、心臓への負担が大きくなり心拍数は上昇し心臓発作が起こる危険性を高めてしまいます。

さらに脳に悪影響を与えて記憶の喪失を起こしたり、長期の使用により依存症が現われ、短気や攻撃思考、不安感などの禁断症状を起こしたりしてしまいます。

このようにCBDとTHCが身体に与える影響だけを見てみても違いは明らかで、安全なCBDに比べてTHCは一度使用すれば取り返しのつかない事態に陥ってしまうほど危険な成分であることが分かります。

日本における法規制の違い

CBDが日本国内で合法なのに対して、THCは“完全に”違法とされています。

状況によってはセーフという、いわゆる「グレーゾーン」的なものではなく、完全に違法です。

摘発されれば漏れなく逮捕ですので絶対に扱わないようにしましょう。

副作用の違いからも分かるようにTHCはCBDに比べて身体に悪影響を与え、特にTHCがもつ「酩酊作用」は違法性が高く非常に危険です。

また、先ほども軽く書きましたが、日本では成熟した麻から採れる種子や茎は法律によって規制されていません。

ここで大麻取締法の条文を見てみましょう。

以上の様に、成熟した麻の茎と種子から抽出されるCBDは、法律上「大麻」と位置付けられておらず違法とされていません。

しかし、THCが抽出される麻の花、根や葉は日本の法では規制対象であり違法です。

医療的効果の違い

これまでCBDのもたらす効果や副作用について解説しましたが、CBDとTHCには両方とも医療的効果を期待することができます。

CBDは抗炎症作用や抗不安作用などを持つため

  • 発作
  • 炎症や痛み
  • うつ病などの精神病や精神障害
  • 炎症性腸疾患
  • 頭痛や吐き気
  • ストレスや不安

等の症状に効果があり、THCの医療効果が期待出来る症状には

  • 筋肉の痙攣や痛み
  • 緑内障
  • 不眠症
  • 食欲不振や吐き気

が挙げられます。

このように同じ麻から抽出される成分でもCBDとTHCにはそれぞれのもたらす効果によって改善を期待できる症状が違います。

そのため日本以外ではCBDだけではなく、THCが含まれる薬も医療現場で使用されることがあります。

しかし日本では、医療大麻を始めTHCを含む全ての製品が禁止されているため、例え治療のための医療用大麻であっても違法となってしまうので注意しておいてください。

THC混入のCBD製品には要注意!

次にTHCが混入されているCBD製品について説明していきます。

もちろんTHCが入ったCBD製品は違法な製品であるため、絶対に使用しないようにしましょう。

THC配合のCBD製品の効果

同じ麻から採れる成分であるCBDとTHCですが、実はCBD単体ではその効果を100%引き出すことができません。

繰り返しCBD単体の製品を使用することによって、実感できる効果は薄れていってしまいます。

しかしCBDとTHCを含んだCBD以外の成分を同時に摂取することにより、それぞれが持つ効果が相乗効果を生み、その効果を最大限にまで発揮させることができるのです。

だからといってTHC配合のCBD製品を使用すれば違法なので絶対に使ってはいけません。

相乗効果を利用してCBDの効果を最大まで引き出したい方は、日本での販売・使用が認められているフルスペクトラムタイプのCBD製品を使ってみましょう。

フルスペクトラムとは、THCを排除した麻の合法成分である「カンナビノイド」をすべて配合したCBD製品を指します。

CBD以外にもCBCやCBNなど100種以上あるカンナビノイドを漏れなく含んだフルスペクトラムタイプのCBD製品は、お互いの成分の作用が相乗的に働いて効果を引き上げるアントラージュ効果が期待できます。

THCのようにハイになることはありませんが、CBDのリラックス効果やストレス緩和などの効果を強く実感できるでしょう。

THC入りCBD製品の逮捕事例

日本ではTHCを違法としていますが、海外ではTHCを合法としている国もあります。

例えば、アメリカでTHCが合法な州に住んでいた日本人が帰国する際、THCを配合したCBD製品を持っていたために逮捕された事例があります。

また、日本国内でも海外から購入したCBD製品にTHCが配合されていたために逮捕された事例もあります。

日本ではTHCが1mgでも含まれていれば、違法です。

もしTHCが含まれているCBD製品を所持してしまった場合には、最寄りの地方厚生局麻薬取締部、都道府県衛生主管部薬務主管課または保健所に提出してください。

安全なCBD製品の選び方

既に皆さんにはCBDとTHCの違いを知り、CBDに詳しくなっていると思います。

様々な効果を持つCBDですが、安全なCBD製品を購入する際には覚えておくべきいくつかの注意点があります。

皆さんが安全なCBD製品を選ぶことができるように、ここでは3つのポイントから安全なCBD製品の選び方を解説していきます。

THCフリー表記がある

重要なことなので何度も言いますが、THCは違法です。

日本では全面的に禁止されており、THCが少しでも配合されているCBD製品を使用、所持していれば警察に逮捕されます。

そんな危険な成分であるTHCが、選んだCBD製品に混入していないかを判断するためにCBD製品に「THCフリー」の表記がされているかどうかを確実にチェックしましょう。

THCフリーとはそのCBD製品にTHCが全く入っていないこと証明しています。

THCフリーと表記されているCBD製品は安心して使用することができるので、CBD製品を選ぶ際には必ず確認してください。

口コミ評価が良い

2つ目のポイントは口コミ評価です。

口コミでは、皆さんが気になったCBD製品に関して生の声を聞くことができます。

そのCBD製品の味や香りについてはもちろんのこと、実際に使用したことで分かった悪い点なども確認することができます。

また、口コミ評価があるということは、実際に国内で販売され、購入者が使用したことが公になっているため、違法性が極めて低いCBD製品であると判断できます。

中にはサクラとして自社のCBD製品を持ち上げたコメントも見られるため、口コミを100%信用して判断することはおすすめしませんが、皆さんがCBD製品を選ぶ際のポイントの1つとしてチェックすると良いでしょう。

信頼できる販売会社か

安全なCBD製品の見分け方として、正式に販売許可を得ている会社かどうかも重要なポイントの1つです。

海外の企業のCBD製品ではないからといって安全なCBD製品だとは限りません。

国産企業であっても、信用することができる企業なのか注意する必要があります。

気になったCBD製品の販売会社が信用するべきか、「第三者機関の品質証明を受けているか」を基準として判断することができます。

信用できる販売会社やメーカーはCBD製品を第三者機関に依頼して検査を受け、自社のCBD製品が安全であることを証明してもらっています。

検査の項目は非常に細かく、THCが入っていないかどうかはもちろん、製造過程でカビや細菌は入っていないか、他に身体に悪影響を及ぼす物が入っていないか等、多くの項目から検査をしています。

そのため第三者機関による証明があれば、安心してCBD製品を選ぶことができるでしょう。

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  • 価格 980円
  • 製法 ブロードスペクトラム
  • CBD含有量 150mg
  • 容量 5ml
  • CBD1mgの値段 6.5円

Hemptouchはスロベニアに生まれたCBD専門のブランドで、つくられるCBDオイルはオーガニック製法にこだわったヘンプから抽出される多彩なカンナビノイドを含む、ブロードスペクトラムタイプの製品となっています。

また品質については、人工的な防腐剤やシリコンなどは一切使わず、第三者機関による厳正な検査をクリアしているため、小さいお子様でも安心して使うことができるでしょう。

一般的にブロードスペクトラムタイプの製品は、麻特有の苦みなどが原因で好みが分かれてしまいがちですが、HemptouchのCBDオイルは独特な香りや味は薄く、それでいてCBDがもつ効果はしっかりと感じることができます。

Hemptouchでは、CBD濃度3%~30%までと幅広い種類のCBDオイルを揃えており、誰でも自分に適したCBDオイルを見つけることができることも魅力の1つです。
 
メリット:オーガニックなCBDオイル・非常に高品質で安全
デメリット:特殊な味付けはされていない、オリーブオイル味

<hemptouch Amber Gold の評価>

使いやすさ★★★★★
効きやすさ★★★★☆
コスパ★★★★★
人気度★★★★☆
オススメ度★★★★★

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CBDとTHCの違い まとめ

今回は「CBDとTHCの違い」について、それぞれの副作用や効果、違法か合法等の観点から説明しました。

CBD製品は違法ではないと分かっていてもどこか不安を覚えていた方やCBDとTHCの違いが分からなかった方は今回の記事を読んで理解を広げ、安心していただけたと思います。

今回の記事を参考にして安全なCBD製品を選択、使用してより豊かな暮らしを楽しんでください。